膝の痛みを軽くするために大切なのは“体重”と“筋肉”のバランス
2025年10月8日
こんにちは☀
相模原市のあい接骨院です。
膝の痛みを感じている方の中には、
「体重を落とせば良くなる」
と言われた経験のある方も多いのではないでしょうか。
確かに、体重と膝の痛みには深い関係があります。
膝は体を支える重要な関節であり、
歩く、立つ、しゃがむといった日常動作のたびに
大きな負担がかかっています。
特に、歩行時には体重の約3倍、
階段の昇り降りでは約6倍の力が
膝関節にかかるといわれています。
つまり、体重がたった2kg増えるだけで、
膝への負担は1歩ごとに6kg以上増す計算になります。
これが何千歩、何万歩と積み重なることで、
膝の痛みが出やすくなってしまうのです。
しかし、ここで注意したいのは、
「体重を減らせばそれで解決」
というわけではないということです。
確かに、体重を減らすことで
膝の痛みを軽減できるケースもありますが、
無理なダイエットによって筋肉まで落としてしまうと、
かえって膝を支える力が弱まり、
関節にかかる負担が増してしまいます。
つまり、減量と同時に「筋力を維持・向上させること」が、
膝の痛みを防ぐためには欠かせないのです。
特に大切なのは、
太ももの前側(大腿四頭筋)とお尻(臀部)の筋肉です。
これらの筋肉は膝関節を安定させる働きがあり、
筋力がしっかりしていると、
膝の動きがスムーズになり、
余計な負担がかかりにくくなります。
反対に、筋力が弱まると体重を支えきれず、
階段や坂道で膝の痛みが出やすくなったり、
立ち上がる動作のたびに
違和感を感じたりすることもあります。
また、体重だけではなく、
姿勢や歩き方のクセも膝の痛みに大きく影響します。
猫背や骨盤の傾きなど、
姿勢の乱れがあると、
体の重心がずれて膝に偏った負担がかかります。
その結果、関節の一部に過剰な圧力がかかり、
膝の痛みを引き起こすことがあります。
ですから、体重管理だけでなく、
姿勢のバランスを整えることも非常に重要です。
さらに、筋肉の柔軟性も見逃せません。
筋肉が硬くなると関節の動きが制限され、
膝の痛みを悪化させる要因になります。
ストレッチや軽い運動を取り入れて、
膝まわりの筋肉を柔らかく保つことが、
膝の健康を守るポイントです。
膝の痛みを和らげるためには、
体重を減らすだけでも、
筋肉を鍛えるだけでも不十分です。
「減量」と「筋力アップ」の両方のバランスを取ることが、
膝への負担を軽くし、
快適な動作を取り戻すための鍵となります。
急激なダイエットではなく、
食事の見直しや日常生活の中でできる運動を
少しずつ取り入れることから始めてみましょう。
相模原市のあい接骨院では、
膝の痛みに悩む方一人ひとりの体の使い方や
筋肉のバランスをチェックし、
膝にかかる負担を減らすためのアドバイスを行っています。
また、ご自宅でも取り入れやすい運動やストレッチ方法など、
膝の痛みを予防するためのサポートも行っています。
「最近、歩くと膝の痛みを感じる」
「体重が気になるけれど運動が不安」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
小さな意識の変化と継続的なケアで、
膝の痛みを遠ざけ、軽やかに動ける毎日を目指しましょう。




